高分子 Vol.72 No.12
特集 高分子を支える分析技術の進歩:局所構造分析特集
学生の頃に基礎は習って概要は理解しているつもりの分析法も、この20年で大幅に進歩しています。自分の専門分野で使用する機器や手法については日々のアップデートができていても、専門からちょっと外れた領域についてはなかなかキャッチアップできていないものです。高分子学会では、高分子研究に欠かせない各種分析法の基礎について網羅的にまとめてHPに掲載*)していますが、本号では局所構造分析技術の最先端が今どこまで到達し、近い将来どんなことが可能になりそうか特集しました。この特集をきっかけに、これまで適用してこなかった分析法を取り入れることで、研究が新たな方向に発展することを期待しています。
西村(すずし)・浅田・織田・髙坂・信川

Digest for English Readers
590

Hot Topics
593
POLYMER JOURNAL: The Cover / Selected Papers(January–March 2023)

素描
Scheikundeの最前線-リアル「百聞不如一見」- 西野 孝
594

展望
クライオ電子顕微鏡による高分子の局所構造観察 濵口 祐
595
原子間力顕微鏡による高分子のナノ物性解析 中嶋 健
599

Polyman 画
603

トピックス
高空間分解SEM-EDSによる軽元素ナノ材料のイメージング技術 中島 秀朗・岡崎 俊也
604
生きた細胞内部を観察できるナノ内視鏡AFM 福間 剛士
606
In-situ STEMによる接着界面の破壊過程の観察 堀内 伸
608
電子顕微鏡を用いた固体高分子燃料電池MEAのマルチスケール観察 有田 竜馬・池本 祥・宇部 卓司
610

グローイングポリマー
研究生活を振り返って 平田 豊章
612

先輩からのメッセージ - 仕事しごと 私事しごと
紆余曲折研究者の道を行く 藤本 ゆかり
613

高分子科学最近の進歩
X線位相トモグラフィの最近の展開 百生 敦
614

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