公益社団法人 高分子学会



Research Group on Supramolecules
(更新日 :2024/12/9)
研究会主旨
超分子とは、水素結合や配位結合など比較的弱い相互作用によって構築される分子集合体のことを指します。これらの集合体は、単一分子では成し得ない革新的な機能を実現可能にします。超分子科学分野は、1987年および2016年にノーベル賞を受賞しており、基礎科学としての重要性のみならず、近年では分子認識、分離、接着、自己修復、触媒作用、エネルギーの変換と貯蔵、情報の記録、医療、環境保護といった多岐にわたる領域での材料開発に応用されるなど、急速に発展しています。本研究会は、1976年に設立された高分子錯体研究会を起源とし、2006年に超分子研究会へと名称を変更した、40年以上の歴史と伝統を誇る研究会です。超分子をテーマに、多様な分野の研究者や技術者が交流できるプラットフォームを提供しています。アカデミアと産業界の専門家に向けて、最新情報を共有する「研究会」(年2回)と「講座」(年1回)を定期的に開催し、各分野の専門家を招いて超分子科学に関する研究成果や技術開発のトレンドと事例を紹介しています。さらに、最新の超分子研究を集めた「アニュアルレビュー」を毎年発行し、会員に配布しています。皆様のご入会を心よりお待ちしております。


研究会運営委員長
但馬 敬介(理化学研究所)

研究会入会


2024年度の行事
24-1超分子研究会
日 程 : 2024年5月15日(水) 13:00~16:45
会 場 : 上智大学 四ツ谷キャンパス 図書館L-921
主 題 : 生体関連材料の開発と機能創出に向けたアプローチ

超分子研究会・精密ネットワークポリマー研究会 第8回合同講座 
日 程 : 2024年11月22日(金)10:00~16:55(交流会 17:00~18:00)
会 場 : 中央大学 後楽園キャンパス 3号館14階 産学官連携・社会共創フロア セミナー室
主 題 : ネットワークポリマーと超分子が切り拓く界面化学の世界
 
24-2超分子研究会
日 程 : 2025年1月24日(金) 13:00~16:00
会 場 : 中央大学 後楽園キャンパス 3号館14階 産学官連携・社会共創フロア セミナー室
主 題 : 液晶の自己組織化能と刺激応答性を活かしたソフトマテリアルの開拓

超分子研究会アニュアルレビュー
アニュアルレビューNo.45
巻頭言  
サルのタイプライターと生成AI (理化学研究所)但馬 敬介
レビュー  
1)超分子化学による機能性高分子材料開発
  (大阪大学)高島 義徳
2)超分子集合体の多段階合成
  (京都大学)松本 凌祐・杉安 和憲
3)光による高次構造制御が可能な湾曲超分子ポリマー
  (千葉大学)玉木 健太・矢貝 史樹
4)自己集合性アミノ糖誘導体からなる超分子ナノバイオ材料の創製
  (岐阜大学)東 小百合・池田 将
5)分子認識による超分子グラフトポリマーの開発と機能
  (広島大学)灰野 岳晴
研究会活動報告
1) 24-1 超分子研究会 (上智大学)竹岡 裕子
2) 24-2 超分子研究会 (中央大学)宇部 達
3) 超分子研究会・精密ネットワークポリマー研究会 第8回合同講座
   (ADEKA)森野 一英
編集後記   (信州大学)鈴木 正浩


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