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(更新日 :2024/12/9) |
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研究会主旨 |
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高分子系で起こる様々な現象や物性を計算機科学技術を駆使して研究するのが、この研究会の主旨である。高分子系で見られる静的構造や動的な現象は、低分子系のそれらに比べ空間スケールや時間スケールの幅が広いことから、それらを研究するために種々の計算手法が用いられる。ミクロスケールから列記すると、量子化学的計算手法、全原子分子動力学法(FAMD)、粗視化分子動力学法(CGMD)、レオロジー・シミュレーション手法、散逸粒子動力学法(DPD)、平均場法、自己無撞着場理論法(SCFT)、そして連続場の有限差分法(FDM)や有限要素法(FEM)などがある。また、物性を推算する定量的構造物性相関法(QSPR法)や、実験(例えば、X線散乱、中性子散乱)から得られる膨大なデータ処理も研究対象となる。最近では、人工知能(AI),マテリアルズインフォーマティクス(MI)、量子コンピュータ等の新しい技術も実用に近づいてきた。
高分子計算機科学研究会が発足した1980年代半ばに比べ、研究環境は大きく変貌した。シミュレーション手法の開発やハードウェアの性能向上が進み、並列計算機による大規模計算が主流となってきた。さらに、AIなどの新しい技術の導入も始まり、実験との融合もより深化している。このような計算機科学技術の急速な進展を速やかに高分子研究に導入するのが、本研究会の重要な使命である。そのために、第一線で活躍中の研究者を講師としてお招きして最新の研究テーマについて情報交換を行う「研究会」、および、初学者向けに計算科学の基礎や最新手法を解説する「講座」を毎年開催している。また、他研究会との合同討論会を開催することにより、関連分野との連携も深めている。高分子研究者が計算機科学技術の習得、最新情報の収集、議論できる場を提供してゆきたい。
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研究会運営委員長 |
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研究会運営委員 |
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鷲津 仁志(副委員長)(兵庫県立大学)
岩間 立洋(旭化成株式会社)
浦上 直人(山口大学)
小沢 拓 (株式会社JSOL)
樹神 弘也(三菱ケミカル株式会社)
佐藤 史一(株式会社モルシス)
谷口 貴志(京都大学大学院工学研究科)
玉井 良則(福井大学)
畠山 歓 (東京工業大学)
藤原 進 (京都工芸繊維大学)
村島 隆浩(東北大学大学院理学研究科)
森田 裕史(産業技術総合研究所)
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研究会入会 |
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高分子計算機科学研究会ご入会について(必ずお読みください) |
下記からご登録の上、運営会費をご送金ください。
※振込手数料は振込人にてご負担いただきますよう、お願いいたします。
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○高分子学会個人会員の方 ⇒ 会員MyPage |
○高分子学会と研究会同時入会の方 ⇒ 入会申込フォーム |
○研究会のみ入会の方 ⇒ 研究会申込フォーム(非会員) |
○法人メンバー ⇒ 研究会申込シート WORD PDF |
■送金先
□郵便振替 00110-6-111688 公益社団法人 高分子学会
□みずほ銀行 銀座通支店 普通 1008986 公益社団法人 高分子学会
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※請求書ご希望の場合は入会受付通知(メール)からお手続きできます。法人メンバーはシートの請求書希望にチェックをしてください。
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※申込年度:4月~翌年3月迄
※初年度の運営会費の支払いをもって入会手続き完了となり、翌年度以降は自動更新となります。
●学生会員のみ、年度末で自動退会となります。年度が変わりましたら、あらためて、申込をお願いします。●
※当該年度の運営会費を年度末までにお支払いいただけない場合は、研究会メンバー資格を喪失しますのでご注意ください。 |
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2024年度の行事予定 |
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日 程 : |
2024年7月11日 (木) |
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会 場 : |
東京工業大学大岡山キャンパス 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール(ハイブリッド形式) |
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主 題 : |
ソフトマテリアルに用いるシミュレーション技術の基礎 |
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日 程 : |
2024年11月7日 (木) |
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会 場 : |
オンライン開催(WEBEXによるライブ配信) |
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主 題 : |
機械学習を活用した高分子シミュレーションの基礎と応用 |
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日 程 : |
2024年12月18日 (水) |
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会 場 : |
京都大学楽友会館2階・講義室 |
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※高分子基礎物性研究会との合同討論会 |
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過去の行事 |
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