公益社団法人 高分子学会

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ポリマーフロンティア21

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2015年度 ポリマーフロンティア21

新しい材料、技術、試験法、加工法などに関して具体的なテーマを取り上げ、その可能性を探るセミナー形式の講座です。

15-1 ポリマーフロンティア21
【最近の分析・解析技術の進歩とその産業応用 -最新の量子ビームと電子顕微鏡が拓く驚きの世界- 】
旨趣: 高分子の高機能化・高性能化を支える上で、その分析・解析技術が不可欠であることは言うまでもありませんが、最近のその進歩は目覚ましいものがあります。例えば、放射光X線、中性子、ミュオンに代表される量子ビームの急速な進展、それに伴うナノ構造解析、表面や埋もれた界面の観察、干渉性の著しい向上に伴うイメージング技術や位相回復による非晶質の観察等は目を見張るものがあります。また、電子顕微鏡における空間分解能の向上や三次元観察、一分子観察の技術開発なども行われるようになって参りました。一つの特徴はこれらの最新解析技術がすぐに産業応用に用いられることです。今回は、そのような新しい解析技術のうち量子ビームと電子顕微鏡を中心にその発展を紹介するとともに、どのように産業界で利活用されているかを、応用例も含めて紹介いただきます。
日程: 2015年4月23日(木)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

15-2 ポリマーフロンティア21
【無限の可能性を秘める共役高分子 -合成・構造制御・機能研究の最前線と今後の展望-】
趣旨: 共役高分子のもつ電気・磁気・光機能を活用するプラスチックオプトエレクトロニクスの研究は、学術的にはもとより、発光材料や太陽電池への応用など、工学的にも極めて重要であり、永続可能な省エネルギー社会の実現を握る鍵と言っても過言ではありません。日本は、白川英樹博士による導電性ポリマーの発見から今日に至るまで、共役高分子に関する研究の先導的役割を果たしてきました。今回は、共役高分子の精密合成、高次構造制御、未来を切り拓くための機能発現に関する最先端の研究の現状と今後の展望について、各分野のトップランナーの講師陣に紹介いただきます。
日程: 2015年6月12日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

15-3 ポリマーフロンティア21
【ナノマテリアルの最前線】
趣旨: ナノ粒子、ナノファイバーなどのナノマテリアルはその大きな比表面積やサイズ効果に基づく機械的、電気的あるいは光学的な特性から、その集合体あるいは他材料との複合体において新たな機能を発現する興味深い材料であります。そのため、日々新規の材料や合成法が開発され、医療、情報通信あるいはエネルギー関連などの幅広い分野で実用化が精力的に検討されています。今回はナノマテリアルの研究を先導する講師陣にその合成法、複合化法および応用例につき最新のホットな話題を紹介いただきます。
日程: 2015年9月4日(金)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

15-4 ポリマーフロンティア21
【自動車用高分子材料の最近の進歩と活用】
趣旨: 自動車メーカーからのEV、HV、PHVの新車種の発表、車の自動運転に向けた取り組み、CFRPを中心とした軽量化の動き、さらにはFC車の市場投入等、近年、自動車の構造は以前にも増して急速に変わろうとしています。このような中で、高分子材料は金属材料代替、軽量化で高く期待されているのみならず電池、モーター、デバイス等への周辺材料としての高機能、高性能化の期待もそれぞれ高まっています。要求性能も益々高度化しており、自動車、部品、材料に携わる各メーカーさらに大学での研究開発の最前線にいる講師陣に最新の開発状況を紹介いただきます。
日程: 2015年10月29日(木)
会場: ウインクあいち 大会議室

15-5 ポリマーフロンティア21
【高分子成形加工の最新技術 -実用化の進む精密成形加工技術その基礎から応用-】
趣旨: 電子・通信機器部品での狭ピッチコネクターや、モバイル機器の超薄肉成形品や、マイクロレンズアレイ等の光学部品に代表されるように、高精度な精密成形が要求されており、近年マイクロスケールからナノスケールでの精密成形加工技術に注目が集まっています。精密成形加工分野では、ナノインプリント、ナノテンプレートといったナノスケールでの精密成形を可能とするこの分野での先駆けの技術に加え、射出成形での超精密成形技術、3Dプリンターに代表される3次元加工技術、電場・磁場等の外場を活用した高分子加工技術にまでその拡がりをみせています。精密成形加工の研究開発の最新動向から工業的に広く用いられている射出成形まで、注目の技術を紹介していただき、今後の展望を探っていきます。
日程: 2016年2月10日(水)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

15-6 ポリマーフロンティア21
【薄膜における高分子表面・界面材料の設計と機能物性】
趣旨: 高分子は膜材料としての重要性とニーズが高く、各種要求特性に応じた多様な付加価値が求められています。高い信頼性に裏打ちされた機能や性能を引き出すためには、膜の表面、内部、界面における分子構造と膜本来の性質、および物性との相関を十分に理解することが大切になります。最近の分子・ナノスケールにおける精密な構造解析技術の進展もあり、特に接触界面における親和性、接着性、分子の配列・配向性に配慮した新しい膜材料が次々に開発されています。今回は、高分子膜材料の分子構造設計、構造解析および制御、機能、物性に至るまで幅広く最新の情報と今後の展望について紹介いただきます。
日程: 2016年3月10日(木)
会場: 東工大蔵前会館 ロイアルブルーホール

近年過去開催分

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