ポリマーフロンティア21
年会費制のご案内
2025年度 ポリマーフロンティア21
新しい材料、技術、試験法、加工法などに関して具体的なテーマを取り上げ、その可能性を探るセミナー形式の講座です。
【資源循環社会の実現に向けたプラスチックリサイクル技術】
趣旨: |
資源循環社会の実現に向けた取り組みにおいて、使用済プラスチックの再資源化が重要な課題になっています。その取り組みとしては、マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルのような再生技術だけでなく、リサイクル製品に新たな価値を与えるアップサイクルに関する研究も進められています。また、混合プラスチックを高精度に識別・分別する技術開発も注目されています。本講演会では、これらプラスチックリサイクルに関する最新の研究・開発動向、課題について、企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。 |
日程: |
2025年4月9日(水) |
会場: |
オンライン開催 |
|
【データサイエンスを駆使した材料開発の最前線】 |
趣旨: |
近年、DXを用いた材料開発が産官学で取り組まれています。機械学習、マテリアルズインフォマティクス(MI)、ビッグデータ、人工知能(AI)に代表される様々な計算、情報科学を活用することで材料開発の高効率化が可能です。高分子材料に代表される複雑系の多様性特性のデータを産官学でデジタル化・共有することで競争力の高いプラットフォーム化が実現できると期待されています。本講演会では、データサイエンスに関する研究・開発動向を企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。 |
日程: |
2025年6月27日(金) |
会場: |
オンライン開催 |
|
【ソフト薄膜・表面の精密構造解析】 |
趣旨: |
薄膜や物質の最表面の構造は、材料の物性・機能を司る非常に重要な要素ですが、その構造解析は通常の研究室の分析手法では困難な場合が多いです。特に、有機・高分子物質からなる、ソフトな薄膜・表面の構造評価はさらに困難ですが、その分析手法は年々進歩しており、過去では観測できなかった表面の状態や、より精度の高い構造情報が得られるようになってきています。本講演会では、ソフト薄膜・表面の精密構造解析の専門家により、最先端の表面解析手法やそれにより得られる情報についてご紹介いただきます。 |
日程: |
2025年9月26日(金) |
会場: |
オンライン開催 |
|
【PFAS問題の科学的・社会的解決を目指した高分子開発】 |
趣旨: |
PFASとは、ペル/ポリフルオロアルキル化合物の総称です。これらの有機フッ素化合物は、その高い安定性と撥水・撥油性から、コーティング剤や消火剤、消泡剤等の用途で、広く活用されてきました。一方、その高い安定性ゆえに自然界で分解されにくく、生体への健康被害が懸念されており、使用の規制、代替材料創出、環境からの回収・無毒化など、様々な対応策が求められています。本講演会では、PFAS問題に対し、高分子に関連した解決法を提案する最新の研究・開発動向について、企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。 |
日程: |
2025年11月14日(金) |
会場: |
オンライン開催 |
|
【有機無機ハイブリッド材料の最前線と未来】 |
趣旨: |
有機―無機ハイブリッド材料は、有機物(ポリマーなど)と無機物(金属・金属酸化物など)が共有結合によって、または分子間力で組み合わさっている材料です。それぞれの構成成分を適切に選択し、組み合わせることによって双方の利点の相乗効果による新たな物性、機能を発現できます。本講演会では、これら有機―無機ハイブリッド材料を得る方法や、その物性や機能、今後の展望について、企業やアカデミアの研究者の方々から最先端の研究をご紹介いただきます。 |
日程: |
2026年1月16日(金) |
会場: |
オンライン開催 |
|
【高分子材料が切り拓く次世代モビリティの可能性】 |
趣旨: |
高分子材料はその多様な特性から、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)を含む次世代モビリティにおいて重要な役割を果たしています。これらには、用途に応じた電気特性や難燃性を持つ高分子材料が求められ、金属代替としての更なる軽量化、高強度化、長寿命化の面も注目されています。特に、現在注目されている宇宙環境では耐放射線性や耐寒耐熱性、不燃性といった課題が浮上しています。本講演会では、次世代モビリティにおける高分子材料の最新の研究・開発動向について、企業やアカデミアの研究者の方々からご紹介いただきます。 |
日程: |
2026年3月6日(金) |
会場: |
オンライン開催 |
|
近年過去開催分