高分子科学史年表(1856-1869)

高分子科学史年表(1856-1869)

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西暦

日本

世界

科学技術一般

社会一般

西暦

科学

技術

科学

技術

1856

     

・米国でソリッドタイヤ製造

(英)W.H. Perkin:世界初の人造染料“Mauve"の合成

 

1856

1857

 

 

(英)J.P. Joule: Gough の実験の熱力学的解析により,ゴム弾性がエントロピー弾性であることを発見[Gough-Joule効果]

 

 

 

1857

(独)M.E. Schweizer:セルロースが酸化銅アンモニア溶液に溶けることを発見

1858

 

 

(独)E. Baumann:塩化ビニルの光重合発表

(英)H.J. Hall:再生ゴムを製造

 

(日)安政の大獄(〜1859)

1858

(独)A. Kekule;(英)A.S. Couper:(各独立に)炭素の原子価が4であり炭素原子どうし結合し得ることを発表

(欧州)ラム式押出機電線被覆工業機械化確立

(米)de Wolfe:ゴム電線被覆用スクリュー押出機開発

1859

 

・横浜開港時生糸は輸出品の王座を占めた

 

(米)Waren社:硬質ゴムを接着相に用いてゴムと金属の接着に成功

(英)C. Darwin:種の起源”出版,自然淘汰による進化論を発表

(日)横浜開港

1859

1860

 

 

(英)G. Williams:天然ゴムを構成する主成分を単離,"Isoprene"と命名

 

(英)J.C. Maxwell:気体分子の速度分布関数を発表

(米)石油精製開始

1860

・国際化学者会議(Karlsruhe)開催,同会議で(伊)S. Cannizzaro がAvogadroの仮説を再評価

・全英オープンゴルフ開催

1861

 

 

(英)T. Graham:晶質と膠質の概念を発表

 

(英)M. Faraday:ロウソクの科学”出版

(米)アメリカ南北戦争(〜1865)

1861

(英)A.W.Hofmann:ゴムの劣化は酸素の吸収によることを発見(ドイツ人Hofmann滞英中の報告)

1862

 

 

 

(英)A. Parkes:ロンドン万博にParkesine(セルロイド同等品)出品,銅牌

 

(清)洋務運動(〜1874)

1862

(英)Ozanam:紡糸口金の発明

1864

 

 

 

 

(仏)L. Pasteur: 自然発生説を否定する公開実験を行う

・国際赤十字社創立

1864

(日)四国連合艦隊,下関砲撃

1865

 

 

(独)P. Schutzenberger:木綿と無水酢酸から酢酸セルロースをつくる

 

(独)R. Clausius: エントロピー増大の法則を発表

 

1865

(独)A. Kekule:ベンゼンの6角構造を発表

(仏)P.E.M. Berthelot:E. Simon の観察した変化(1839)を重合 (polymerisation)であると指摘

1866

   

(仏)P.E.M. Berthelot:アセチレンとエチレンからブタジエンを合成

 

(墺)G.J. Mendel: 遺伝の法則を発表

 

1866

1867

 

・最初の洋式綿紡績所が島津氏により鹿児島に設立さる

(英)J.C. Maxwell:バネとダッシュポットの要素を直列にした粘弾性物体の理論模型を提唱

   

(日)大政奉還

1867

1868

 

・半製品を輸入し加工する小規模のゴム加工業者が存在

 

 

(露)D. Mendeleev: 元素の周期律を発見

(日)明治維新(明治元年),江戸を東京と改称

1868

(墺)L.E. Boltzmann:ボルツマン分布の提唱

(瑞西)J.M. Miescher:膿の白血球から細胞核の分離に成功

1869

・大阪舎密局開校

 

 

(米)J.W. Hyatt:セルロイド発明

 

・スエズ運河開通

1869

(英)D. Spill:Parkesine"を引き継ぎ“Xylonite" Co. 登記

更新日 2000/10/01

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