高分子科学史年表(1936-1938) |
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西暦 |
日本 |
世界 |
科学技術一般 |
社会一般 |
西暦 |
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科学 |
技術 |
科学 |
技術 |
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1936 |
・(財)日本化学繊維研究所設立 |
・帝国発明協会:第1回合成ゴム懸賞募集 |
(瑞西)W. Kuhn:架橋点に基づくゴム弾性の統計的理論を発表 |
(独)Continental社:レーヨン繊維とゴムの接着剤としてRFL(レゾルシン-ホルマリン樹脂の初期縮合物水溶液とゴムラテックスの混合物)の特許出願 |
(独)A. Windausら:ビタミンB1の構造決定と合成 |
・日本,ロンドン軍縮会議を脱退 |
1936 |
・日本合成化学(株):PVAc国産化 |
(墺)H. Dostal:共重合理論のはじまり |
(米)Rohm & Haas社:ポリメチルメタクリレート工業化 |
(日)理研サイクトロン完成 |
(西)スペイン内乱 |
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・日本窒素肥料(株):PVA試作 |
(米)W.H.Carothers;(米)P.J.Flo-ry: Polycondensation の理論を独立に発表 |
・米国で射出成形機工業生産始まる |
(日)2.26事件 |
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・ブリヂストンタイヤ(株)が横浜に梅野研究所を設立(1940年合成ゴム研究所と改称),クロロプレン系ゴムの研究開発 |
(英)M.S. Travers; (仏) M. Letort:アセトアルデヒドの重合による非晶性ポリマーの合成 |
(米)Monsanto社:自動車安全ガラス用ポリビニルブチラール工業化 |
(日)豪の関税引上げに対抗し羊毛不買を決定 |
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・東京電気(株)(後の東芝(株)):マツダ研究所で,ブタジエン系およびクロロプレン系合成ゴムの研究に着手 |
(米)Z. Tadmor: 溶融プロセス理論解析,ソリッドベッドのモデル提示(以後逐次修正が加えられ現在に続く) |
(米)Carbon & Carbide Chemicals 社:塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体繊維製造技術特許出願(成立は1939年),“Vinyon"と命名 |
(米)M. Mitchel: “風と共に去りぬ”出版 |
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(米)Dow Chemical社:塩化ビニリデンと塩化ビニルとの共重合体“Saran"の合成・紡糸に成功(出願は1938) |
・ベルリンで日独防共協定調印 |
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1937 |
・櫻田一郎:合成高分子化合物による人造繊維の研究開始 |
・(株)三池染料工業所(後の三井化学):合成ゴムの研究開始 |
(独)Bayer社:ジイソシアナートとジオールまたはジアミンとの重付加によりポリウレタンとポリ尿素を合成 |
(米)W. J. Sparks, R. M. Thomas(Standard Oil N.J. 社):イソブチレンにジオレフィンを共重合させブチルゴムを得る(1943年GR-Iとして工業化) |
(独)R. Kuhn:ビタミンAを合成 |
・廬溝橋事件,日華事変始まる |
1937 |
・古川淳二(京都帝大):ビニルアセチレンからのブタジエン合成法の研究開始 |
・野依金城[鐘淵紡績(株)武藤理化学研究所(後の鐘淵化学工業の研究所となる)]:ブナ系ゴムの生産化を研究 |
(独)H. Meerwein:テトラヒドロフランの開環重合 |
(独)Buna Werke 社:乳化重合 Buna S を工業化 |
(瑞典)A. Tiselius:電気泳動法で血清蛋白質の成分を分離 |
(日)文化勲章制定 |
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・水島三一郎,森野米三:スチレンの重合をラマンスペクトルで追跡 |
・日本窒素肥料(株):合成ゴムおよび塩化ビニルの研究開始 |
(米)P.J. Flory;(独)G.V. Schulz:ラジカル連鎖重合の理論体系の確立 |
(独)IG社:硬質ポリ塩化ビニルパイプ,軟質ポリ塩化ビニル床材,電線被覆生産成功 |
(米)C.D. Andersonら:宇宙線中に中間子を発見(湯川理論の確証) |
・イタリア,日独防共協定に参加 |
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・名古屋市工業研究所設立 |
・ポリ塩化ビニル(PVC)商品見本初輸入(ドイツから) |
(独)K.H. Meyer, L. Misch: MeyerMark のセルロース結晶構造を訂正,これが基本となる |
(独)O. Bayer(IG社):ポリウレタン繊維 “Perlon U" 開発 |
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・ドイツ,Eckert-Ziegler社製射出成形機(手動式,2.5 Oz)輸入 |
(ソ連)V.A. Kargin:ポリマーの結晶化とモルホロジーに関する広汎な研究を開始 |
(米)T.F. Lefort(UCC社):直接酸化法によるエチレンオキシド工業生産 |
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・海軍航空技術廠:ユリア接着剤完成 |
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・日本の化学繊維生産高世界一となる(約25万トン) |
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・東京自動車工業(株)(現 いすゞ自動車(株))およびトヨタ自動車工業(株)設立 |
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(日)人造石油製造事業法公布 |
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1938 |
・神原 周(東京工大);間宮保三(日東紡(株)):ポリアクリロニトリル繊維の研究開始 |
・大阪工業試験所:ブタジエンの補集方法を完成し試験設備を建設,ナトリウム重合,および乳化共重合(SBR, NBR) を研究 |
(米)J.F. Hyde(Corning Glass Works 社):グリニヤール法によるエチル,フェニルシリコーンの合成 |
(米)Dow Chemical社:スチレン,モノマー,ポリマーの生産開始 |
(独)O. Hahn, F. Strassmann:ウランの核分裂を発見 |
(日)国家総動員法公布 |
1938 |
・神原 周:二塩化グリセリンと四硫化ナトリウムより多硫化系合成ゴムを得る(海軍の要請による) |
・梅野研究所:クロロプレンゴムの試作に成功 |
(米)C.S. Marvel ら:ビニル重合で大抵のポリマーがhead-to-tail構造であることを化学的手段で発見 |
(米)DuPont社:ポリアミドに関する広範な特許成立,製品の名称をNylon(一般名)と定め,工業化開始を公表 |
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・星野孝平(東洋レ(株)):ポリアミド繊維の研究開始 |
・旭硝子(株);藤倉工業(株);住友ベークライト(株):PMMAの生産開始 |
(独)P. Schlack(IG社):ε-カプロラクタムの開環重合に成功,紡糸繊維化,"Perlon L"と命名,特許出願(伊特許成立は1939年,独特許成立は1944年),ナイロン6製造の基礎をつくる |
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・(株)名機製作所:手動式射出成形機研究開始 |
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・(株)日立製作所:フェノール樹脂製自動車用ハンドル量産化 |
(米)J.T. Bailey(Plax社):押出ブロー成形機製作 |
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・DuPont 社(米)のナイロン開発の情報やサンプルが日本に入る |
(米)R.J. Plunkett(DuPont社):ポリテトラフルオロエチレン(後の“Teflon")の発明 |
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・東洋ゴム化工(株)設立(1945年東洋ゴム工業(株)) |
(独)F. Patet:レドックス触媒による低温重合SBR(コールドラバー)の製法特許取得 |
更新日 2006/08/10
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