高分子科学史年表(1960-1961) |
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西暦 |
日本 |
世界 |
科学技術一般 |
社会一般 |
西暦 |
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科学 |
技術 |
科学 |
技術 |
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1960 |
・箕浦有二:ゴムのグラフト重合とブレンドに関する研究 |
・日本合成ゴム(株):(米)Goodyear社の技術でSBRを生産開始 |
(米)M. Kurata(倉田道夫),W.H. Stockmayer, A. Roig:ひろがり係数αと排除体積効果の関係:α3則 |
(米)DuPont社:ポリウレタン系(ポリエーテル型)熱可塑性ゴムを工業化 |
(米)T.H. Mayman:固体レーザーを発明 |
(仏)原爆実験に成功 |
1960 |
・古川淳二,三枝武夫,藤井弘保:アセトアルデヒドの重合による結晶性(イソタクチック)ポリマーの合成 |
・積水化学(株):発泡PS国産化 |
(米)A.V. Tobolsky:鎖状分子の緩和スペクトル測定 |
(蘭)Shell社:リチウム系触媒による溶液重合SBRを製造 |
(日)ソニー(株):エサキダイオード特許取得 |
(日)日米新安全保障条約調印 |
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・西岡篤夫ら:NMRによるポリアクリル系高分子のタクチシチー解析 |
・旭硝子(株):電気透析用イオン交換膜生産,海水濃縮装置による製塩開始 |
(英)L.R. G. Treloar:高分子鎖弾性率の理論の提出 |
(米)Firestone社:リチウム触媒による低シス-BRを発表 |
(日)自民党,高度成長・国民所得倍増政策発表 |
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・岡村誠三,林晃一郎ら:トリオキサン,β-プロピオラクトンなどの放射線固相重合により高配向性ポリマーを合成 |
・住友電工(株):電子線架橋PEフィルム・チューブ生産 |
(チェコスロバキア)O. Wichterle ら: 親水性ハイドロゲル(PHEMA)の合成・物性研究 |
(米)C.A.Uraneck,H.L.Hsieh(Phil-lips Petroleum 社):テレケリック液状ゴムの開発 |
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・祖父江 寛,田畑米穂ら:アクリロニトリルの低温固相重合において,新しい電子的重合機構を提起 |
・積水化学(株):ポリビニルブチラール国産化 |
(米)J.F. Brown, D.M. White: モノマー包接状態での重合による立体規則性ポリマーの合成 |
(米)DuPont社:芳香族ポリアミド(Aramid)上市 |
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・岩倉義男ら:1939年開始した重付加および重付加縮合系高分子の合成研究が最盛期にはいる |
・倉レ(株):エチレン/酢ビ共重合体(EVA)生産 |
(伊)G. Natta;(米)O. Vogl: アセトアルデヒドの重合による結晶性(イソタクチック)ポリマーの合成 |
(米)Dow Smith 社:Filament Winding (FW) の圧力パイプ生産開始 |
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・飯塚義助,蒲池幹治,廣田鋼蔵:ナトリウムによるスチレンとα-メチルスチレンのマルチブロック共重合体の合成 |
・旭ダウ(株):ポリ塩化ビニリデン(PVDC)食品包装フィルム上市 |
(米)F. A. Bovey, G. V. D. Tiers:NMRによるPMMAのtacticity解析と, 単一パラメータ σ による triad tacticity の確率の表示式の提出 |
(米)Borg Warner 社:熱可塑性樹脂の模型車発表(ABS樹脂熱成形) |
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・田所宏行,安本隆也,内田頴雄,村橋俊介,仁田 勇:ポリオキシメチレンの結晶構造解析 |
・東レ(株):ε-カプロラクタムの製法としてベンゾール直接法開発 |
(米)W.L. Truett:ノルボルネンの開環メタセシス重合 |
(米)SPE ANTEC(年次大会)でブロー成形が注目される |
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・高柳素夫,荒巻輝夫,芳野正継,帆足興次:ポリエチレンの結晶緩和機構と格子熱膨張の相関発見 |
・東レ(株):異型断面糸によるスパークリングナイロン糸開発 |
(米)R.B. Merrifield:ポリペプチドの固相合成法の発見 |
(米)DuPont社:溶融紡糸による複合繊維の製造法特許取得 |
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・帝人(株):直接重合法によるポリエステル繊維製造技術開発 |
(伊)G. Natta ら:β-置換ビニルエーテル重合の立体化学 |
(英)British Celanese 社:絹に似た風合のアセテート糸,光反射不均等な表面を持つリボンストロー糸発表 |
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・一木製作所;滝川セルロイド(株):開管式押出塩ビ波板製造機開発 |
(英)M.F. Perutz:ヘモグロビンの三次元構造を提出 |
(伊)Sunia Viscosa 社:トルエンからラクタムの製法発明,各社にライセンス |
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・ヤマハ発動機(株):FRPレジャーボート量産開始 |
(米)C.A.J.Hoeve:回転異性状態近似による実在鎖の理論的取扱い |
(米・西独・仏)欧米の各社でカプロラクタム合成のためシクロヘキサンの光ニトロソ化法検討されたが工業化されず |
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・(財)自転車技術研究所:FRP製自転車の試作研究 |
(英)Polymer創刊 |
(米)Celanese社:ホルムアルデヒド-エチレンオキシドコポリマー“Celcon"の合成 |
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・プラスチック用語のJIS制定 |
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・Delrin輸入販売開始(丸正産業(株)) |
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1961 |
・鶴田禎二:アニオン重合におけるモノマーおよび触媒の反応性相関スキームの提起 |
・通産省:技術導入規制の大幅緩和を決定 |
(米)N.R. Legge ら (Shell Chemical社):S-B-Sトリブロックポリマーを合成 |
(米)DuPont社:アイオノマー“Surlyn"を発表 |
(ソ連)初の有人宇宙飛行に成功 |
・ヨーロッパ経済開発機構(OECD)発足 |
1961 |
・籏野昌弘,神原 周,岡本重晴:ポリアセチレン(粉末状)が有機半導体であることを証明 |
・ブリヂストンタイヤ(株):ポリエステルコードタイヤ開発 |
(伊)G. Natta, M. Farina:ベンゾフランのカチオン重合による光学活性ポリマーの合成 |
(米)Esso社:塩素化ブチルゴムを企業化,1980年には臭素化ブチルゴムを上市 |
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・岡村誠三,東村敏延:ビニルエーテルのカチオン重合機構の速度論および立体化学的研究 |
・日本合成ゴム(株):武田薬品工業とビニルピリジンラテックスの製造販売についての業務提携を結ぶ |
(米)C.S. Marvel ら:ポリベンズイミダゾールの合成 |
(米)A.M. Cessler: PPと塩素化ポリイソブチレンブレンドの動的架橋を発表 |
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・生産日本社(株):チャック付きフィルム押出技術開発(技術輸出) |
(米)Polymer Engineering and Science 創刊 |
(米)E.G. Contos (Uniroyal 社):α-オレフィン系熱可塑性ゴムの研究を発表 |
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・和田八三久:結晶性高分子の結晶分散の実測と解析 |
・ダイセル(株):AS樹脂国産化 |
(米)University of Massachusetts に Polymer Research Institute 設立 |
(米)Textile Research Institute の会議で耐熱性繊維として,“HT-1",ポリベンズイミダゾール系,ポリフェニレンチアゾール系など発表さる |
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・田所宏行,茶谷陽三,小林雅通:高分子結晶構造解析の総合システムの構築 |
・富士写真フイルム(株):PETベース写真フィルム開発 |
(豪)The Royal Australian Chemical Institute に Polymer Division 設立 |
(米)California Research 社:MXD-6(メタキシレンジアミンとアジピン酸)から繊維開発 |
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・堀尾正雄、小野木重治、萩原定秀:高分子液体用レオメータの製作と高分子溶融物の粘弾性測定の開始 |
・帝人化成(株);三菱江戸川化学(株):ポリカーボネートの工業化 |
(チェコスロバキア)Dvorak: “Terylene" 製人工動脈の生体実験結果良好 |
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・京都大学繊維化学科を高分子化学科に改組 |
・大和紡(株):ポリノジック繊維製造開始 |
・この頃から欧米でナイロン 3, 7, 8, 9, 12, 13 などの研究開発が進められる |
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・(株)名機製作所:1100.Oz射出機発表 |
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・射出成形機の欧米より技術導入続く[(株)日本製鋼所,新三菱重工業(株),(株)新潟鐵工所,(株)小松製作所,等(~1963年)] |
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・呉羽化成(株);PVDCラップフィルムを発売 |
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・ICIジャパン社(帝人・東レ)と東洋紡・日レ・倉レとの間にポリエステル訴訟問題(1970年に和解) |
更新日 2006/08/10
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